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阿部 百合

本質を紐解く、情報科のフロントランナー

阿部 百合

情報

公立高校講師。情報科教育に関する発表・講演を多数行うほか、文部科学省や情報処理学会の教材開発への協力、教科書の編集協力を行うなど、情報科教育の発展に向けて多方面で活躍している。

出版物等

高等学校情報科用教科書 「新編情報Ⅰ」「情報ⅠStep Forward!」「情報II」(編集協力者)(東京書籍)

MESSAGE

学習者の皆さんへ

高校生は、もっとも幅広くいろいろな科目を勉強するときです。それは大変でもあり、一生の教養、基礎となる素晴らしいときでもあります。


勉強する内容は中学時代より難しくなり、細分化され、普段の授業だけでもこんなに科目があるのか、と思うかもしれません。高校卒業後に専門学校や大学に入れば、専攻で自分が選んだ分野に特化して学んでいきます。苦手な分野や興味がない分野はほとんど勉強しないで済みます。もちろん難易度や専門性は上がっていきますが、それは自分が選んだ道です。好きな分野で楽しく学んだり、必要だから、とモチベーションを持てるでしょう。そういった意味では、高校時代の勉強は、興味のないもの、苦手なもの、にも取り組まなければならない最後のとき、といえるかもしれません。


でも、興味がない、苦手だ、面倒だ、これもやらなければいけないのか…と思うものにこそ飛躍のきっかけや大逆転のチャンスがあります。もっと言うと、ちょっと嫌だなあと思うことはずっとついてまわります。逃げられません(苦笑)。だから高校時代の苦手に取り組まなければならない、という経験そのものにも意味があります。


さて、情報Iという科目、みなさんにとってどのようなものでしょうか。正直、すでに手一杯なのに、またひとつ新しい科目が加わるのか…と思うでしょうか。面倒だ、興味がない、というものにこそ飛躍のきっかけがあります。この情報I、取り組んでみたらとっても面白いかもしれません。高校の教科情報は、世界の見え方が変わる教科です。社会のこと、技術のこと、ちょっとずついろんなエッセンスが入って、みなさんの今いる世界、これから創り出していく世界、を虫メガネで見ているような教科です。やるからには、新しい見え方を知って「へ〜!」とひとつひとつ楽しんで欲しいと思います。


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