学習者の皆さんへ
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キミは、国語が好きですか?たいぞうセンセは、大学受験生にも日本語の正しい読み方を伝えているんだけれど、その中に「小学生の頃は国語が好きだったけれど、中学生になったら国語が嫌いになっちゃった」という生徒が意外と多くいるんだ。そこで、たいぞうセンセは思ったんだ。もしこういう生徒が、中学生になっても国語が好きのままでいられたら、大学受験のときにこんなに苦労しなかったかも…って。
国語の問題に取り組んだときに、「傍線の前と後にはこんなことが書いてあるから、答えはこれじゃないかな」と思って選んだ答えが間違っていた、ということがキミにはなかったかな?国語の問題の答えの〝もと〟のことを根拠っていうんだけれど、実はその根拠が正しく見つけられれば、国語の問題って必ず正解できるものなんだ。でも、その根拠の見つけ方があいまいで「何となくこれが答えかな」って思うだけで答えを選んだら、どうしても間違えちゃうことが多いんだ。だから、正しい根拠の見つけ方をしっかり勉強しておいた方がいいよ。
正しい根拠を見つけるためには、日本語を読むときに、その内容に正しく優先順位がつけられるようになるといいんだ。たとえば、「傍線の前で優先して注目するのはここ、傍線の後で優先して注目するのはここ、だから答えはこれだ!」と思って答えを選ぶんだ。これできっと正解できるようになるよ!
でもね、正しく優先順位をつけるのって、簡単ではないんだ。だから、まずは学校の教科書の文章を使って、優先順位をつけてしっかりと読めるように、たいぞうセンセといっしょに、今から勉強をはじめていこう!
キミが、国語を好きになってくれるといいな。